サヴァンと共感覚の謎

どうも、「ぶろぐぬし」でございます。

今回、読ませていただいた本は、ジェイソン・パジェットさんの、「31歳で天才になった男 サヴァンと共感覚の謎に迫る実話」

サヴァンとは?

サヴァンとは、フランス語で“賢人”という意味です。

知的障害のある者のうち、ごく特定の分野に限って、

優れた能力を発揮する者の症状を指す。

自閉症患者の中にはある特定の分野において

類稀なる才能を発揮する方がいます。

それがサヴァン症候群です。

驚異の能力。有名人にも多いサヴァン症候群とは――より、引用

サヴァン症候群という言葉を初めて知ったのは、

確か映画「レインマン」だったと思います。

その後は、中居正広さん主演のドラマ「ATARU」ですね。

どちらも、サヴァン症候群に見られる【超人的な記憶力】が印象的でした。

この本の中で、一番印象に残っているのは

すべてのものが【幾何学的な図形】に見えるという症状でした。

脳損傷を負ったジェイソン・パジェットさんは、サヴァン症候群に

ある日、バーで友人と飲んだ帰りに強盗に暴行を受け、

重度の脳損傷を負ってしまい、その後、気がついたら、

すべてのものが【幾何学的な図形】に見えるようになったそうです。

自分が見ているものは、一体なんなのかを自分で調べていくうちに

「自分が共感覚とサヴァン症候群になったのではないか」と考えるようになります。

この【幾何学的な図形】こんな感じのもの。

この本の中には、ジェイソン・パジェットさん本人が描かれた

【幾何学的な図形】がたくさん載っていました。

私には、どこがどうなってこんな模様になっているのか

全く理解ができませんでしたが、

あの模様をパソコンや機械に頼らず、

自分の手で描いているなんて信じられないほどの繊細なものでした。

それをみて、私が一番に思い出したのは

タティングレースの丸いテーブルクロスなんですけどね。笑

共感覚とは?

共感覚は、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく

異なる種類の感覚をも生じさせる

一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。

例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、

音に色を感じたり、形に味を感じたりする。

共感覚 – wikipedia――より、引用

彼の共感覚は、

「流水の構造が、特有の幾何学的な図形と周波数で振動しているかのように見える」

というもので、共感覚者の中でも特殊なものらしいです。

私には、見えないものが彼には見えていると思うと

それがどんな風に見えているのかを見てみたいと思うけど

それを、見ることは一生できないんだろうな。

後天性のものは、珍しい。

毎晩のようにたくさんの友達と飲みに行くほど遊ぶことが大好きだった彼が、

事件の影響でPDSDを発症し、外に出ること、人に会うことが怖くなり、

4年ものひきこもり生活を送るようになってしまいます。

自分の見えている世界を理解してくれる人は誰もいませんでした。

その間、幾何学と円周率に魅せられ、どんどんのめり込んでいき、

自分の障害と向き合い、前に進んでいく彼は

とても、眩しく見えた1冊でした。