同時通訳者の信じられない努力の記録

同時通訳者ってかっこいい響きだな~。

なんて軽い気持ちでちょっと読んでみたくなったのだが、中身を読めば壮絶な人生だった。

教育実習生として来たバイリンガルのお姉さんに憧れて自分もあんな風になりたいなと思うようになり、英会話を習い始めたり、ロザンゼルスへホームステイをしてみたり。

高校生でこの行動ができることにまずすごいなと思いました。

私が高校生のことなんて絶対怖すぎてできなかった。

学校が用意してくれたものならば仕方なく行くことにはなっていただろうけど

まず、自分から親に頭を下げてまで行こうとは考えなかっただろう。

短大に入学後もがむしゃらに英語に触れられる環境を探し、なんと見知らぬ外国人に声をかけ英語を教えてと頼み込む。

そんなこと怖すぎてできやしない。

声を掛ける前に何か事件に巻き込まれないだろうかと心配が先に来て絶対無理だ。

その後、その外国人に提案された外国人とのルームシェア。

しかも、自分以外全員男……。怖い、怖すぎる。

でも、彼女はこの過酷な中でも一生懸命生きていたのだ。

外国人の男性ってなんか日本人の男性よりも守ってくれそうなイメージが勝手にあったのだが

実はそうでもないらしい。危険な目にあった話をしても自分の身は自分の身で守らなければいけないと言われたらしい。

確かにそうだ。

日本は平和すぎてそんなに自分の身を守らなければと思う瞬間はあまりないけれども

海外ではそれが当たり前なのかもしれない。

柔道とか、空手とか、キックボクシングとか、みを守る術を身につけなければなんて思う文章も。

短大卒業後、就職活動をしようと思い立ち、お金に困窮していたことから、お金を稼げる仕事として通訳の仕事を発見し、3つものアルバイトを掛け持ちしながら学校へ通い、なんと半年でTOEIC280点から800点まで到達!

人間本気でやればここまでできるんだ……。

私には危機感が足りなさすぎる。追い詰められていないのだと実感させられました。

TOEIC800点以上のスコアを持っていると、就職できる企業の幅がぐんと広がって

なんと、大手英会話教室の先生になれるんですって!

今、大企業でもTOEICの点数は750点以上とか決まりがあるようで、私が就職活動していた時はそんなんなかったのにな~(いや、もしかしたら、あったけどそういう企業には目がいってなかっただけかも?)などどしみじみしたり。

その後も、英会話教室で教えながら自分もさらに英語を勉強し、なんとTOEIC950点までに到達。

TOEICで950点はトップ1%。なんともすごい数字ですね。憧れます。

そして、念願の通訳者になりました、著者の小熊弥生先生。

しかし、通訳者になっても常に上を目指して、専門性を高めていらっしゃる。

こんなに、他の人って頑張ってるんだなあ。

世界で活躍して、輝いている人って、こんなにも努力しているんだなあ。

それも、ただただ苦痛なのではなく、ただがむしゃらに、自分の夢に向かって勉強する。

そして、他の人と比べるのではなく自分の輝ける場所を探して、そこに向かって努力する。

自分にしか目指せないものをひたすら追い続ける。

鏡のようなお人です。

そして、勉強法も人それぞれ。

その人が目指すものを明確にして、どのように進めればいいかを考える。

他の人の勉強法を真似ても、その人に合っていなければ三日坊主になってしまう。

それでは、意味がないので、自分のペースで、出来る範囲で調整しながら考える。

私も、今だから出来る勉強を、苦にならないように楽しく身につけられるよう工夫しなければ。

とか、考えてたら、そのままやらず終いになってしまう事もあるので、気をつけなきゃ。