高齢者たちはどうして肺炎で亡くなってしまうのか

以前、病院で働いていた時に疑問に思ったことがあった。

全然違う病気で搬送された高齢の患者さんが何故か肺炎で亡くなる。

インフルエンザや風邪をこじらせて肺炎になるのはよくあることのようだ。

インフルエンザにかかってそのまま亡くなることはまずなかった。

ほとんどの人が肺炎になって亡くなってしまっていた。

肺炎が、2011年に日本人の死亡原因第3位になり、

年間死亡者数は12万人、

その95%が65歳以上の高齢者である。

年々数は増加している。

こうやってウイルスに感染して亡くなってしまう人が多いから当然か。

高齢者に肺炎の予防注射を勧めるのはこのためなのか。

そんな事を思っていたが、どうも少し違うことがわかった。

実は、肺炎の7割を占めるのが誤嚥性肺炎というもの。

本来なら、食道へ流れていくべきものが
気管に間違って入ってしまいそのまま肺の中に流れていってしまう。

肺の中に入ってしまったものはそれを押す戻す機能もなければ
消化する機能もないので、そこに溜まったままになる。

するとその入ってしまった異物が原因で炎症を起こし肺炎になる。

とても、恐ろしい現象だが、
普通に生きている人にはまずそんなことは起こりえないらしい。

少し前、お茶を飲んでいた時に
誤って気管に入ってしまい死にそうになったことがある。

息を吸うことも、吐くこともできなくなって終わったと思った。

結局、少ししたら息が出来るようになったのだけど
もしかしたら、気管か肺か食道が弱っているのかもしれないと思い不安になった。

このまま肺炎になって死ぬかもって。笑

そんな恐怖体験をした後に、たまたまテレビでのど上げ体操を発見しこれかもと思った。

まだまだ高齢者ではないけど、昔に比べて喉の動きが弱ってきているのかもしれない。

そして、飲んだり食べたりする時の飲み込む動作が雑になっているのかもしれないと考えるようになった。

食べ物と空気は、喉で交差する

今まで、かんがえたこともなかったが、
鼻から入る空気と、口から入る食べ物や飲み物は、

喉で交差して空気は気管から肺へ、
食べ物飲み物は食道から胃へ運ばれている。

喉がなければ、この動作ができないというのを初めて知った。

こんなややこしいつくりになっていたなんて自分の体なのに知らなかった。

じゃあ、鼻は気管だけ、口は食道だけにつなげればいいのでは?
とみんな考えるようだが、そうすると声が出なくなってしまうという。

人間の体は本当に複雑。

ちょっと自分の体の構造を知って、ちゃんと喉を使えているか確認しながら
食べる事に集中して、よく噛んでよく味わって美味しいと感謝するようにしたら

それから、あの恐怖体験はなくなった。

もうあんな体験はしたくない。笑

ちゃんと自分の体を使いこなそうと改めて決意した瞬間だった。

美味しいものを食べている時は人間誤嚥しないらしい。

誤嚥をする時は大抵美味しくないものを無理やり食べさせられている時。

だから、美味しいと感じながら食べることが重要。

食べ物を美味しいと感じられなくなったらもう衰えていくだろう。

だって、美味しいものが食べられなかったら
人生って他に何も楽しみないって人もきっといる。

長寿の人は大抵美味しいと言いながらもりもりご飯食べてる。

きっと美味しいご飯を食べられることが長寿の秘訣だ。

後は、その美味しいご飯を一緒に囲んでくれる家族や仲間がいれば
きっともっと長生きができるんじゃないかな。

だから、喉を鍛えるのには遅すぎてはダメ。

健康な時から、鍛えておかないと寝たきりになってから鍛えようとしても無理。

ちゃんと元気なうちからこういう事は知っておかないといけないね。

あの時やっておけばよかったと後悔しても遅い。

そうそう、思い立ったが吉日。

明日からじゃなくて、今日から、今からやらないとね。